英語のライティング業務、自信を持てますか?
英語を第二言語として習得していると、言語の壁にどこかしり込みしてしまうことがあるのではないかと思います。
思えば人類が誕生してから、ことばは"us"と"them"とを分ける判別機として使われてきました。英語の場合、日常会話が成立するかといった領域を超えて、例えばものを売るといった深い領域に入っていくとき、ネイティブの感覚から見て違和感の壁を超えられるか、ネイティブ感覚を持った一人なのかが問われます。オーセンティシティーの問題なわけです。
その言語の壁を越えられたら、日本の会社は、社会はどう変わるでしょうか?
我々が作っているのは、ネイティブ感覚を身に着けたように英語を操れるようになる質の良い英文校正ソフトです。
英文校正ソフトとは、文法の間違いや、もっと良い表現などを瞬時にサジェストしてくれるソフトウェアのことです。
現在、英文校正ソフトウェアは存在はしますが、私が使ってみたところ、十分な性能ではありませんでした。例えば、the がつくのがおかしな個所に the をつけたりといった、間違ったサジェストをしてきたりします。
私は過去に、海外に向けてプロダクトを売り込むランディングページを作る必要があり、英文校正の必要がありました。
(英語で何かを発表する際、ネイティブでない我々にとっては特に英文校正は必須です。英文校正にかけないで文章を発表すると、必ず proofreading しろとネイティブに言われます。ネイティブにはわかるのです。)
ネイティブの校正は割高で時間もかかるため、英文校正ソフトが欲しかったのですが、既存のプロダクトでは満足できなかったため、AIエンジニアとして働いてきた経験を活かし、英文校正AIを自作してみることにしました。
ここで軽く自己紹介させていただきますと、私はAIの黎明期にAIを学ぶために京都大学情報学科に入学し、その後主にフリーランスエンジニアとして約5年間、AIのモデル構築などに携わってきました。
最新の手法を取り入れてAIを作ってみたところ、思った以上のプロトタイプが出来上がりました。そこでデモを公開し、クラウドファンディングを実施しました。(例えば、"We are going to be the leader of the market." という文を英文校正すると、"be going to" ではなく、"be trying to be"、"want to be"、"would be"の方が自然な表現ではないかというサジェストが返ってきます。)ありがたいことにこちらがsuccessしたため、正式版としてリリースできる運びになりました。使ってくださっている方から様々なご意見をいただきながら改善しております。