A2 Score - App authority score (アプリ信頼性スコア) とは、ストアからどれだけおすすめされたかを表す指標です。
アプリがおすすめする他のアプリの数は限られているので、webのバックリンクに似た仕組みでアプリの信頼性を計ることができます。
性質のよい空間で考えることになるので、データ数にたいしてロバスト、つまりあまり変化しないなど、指標として安定しているわけです。
0.0 から最大で 4.0 をとります。
4.0 アプリ信頼性スコア
アプリの信頼性を表すスコアは次の3つに分類できます。
1. そもそも動くのかどうか、functional なレベル
2. 機能はちゃんとつくられているのかどうか
3. アニメーションなどの細部にわたるデザイン
このうち、1. そもそも動くのかどうかについてが信頼性という言葉から定義しようとする際、主眼になるかと思います。
アプリがクラッシュしているかどうかは、App Developer Console から見れるのですが、筆者がゲームを作った際もクラッシュ率が0.0%でしたので、 クラッシュしないアプリをつくるtipsを2点ほど共有させていただきたいと思います。
1. 軽いフレームワークを使う技術選定をする。特にゲームエンジンを搭載しているフレームワークなどはよく落ちます。 そもそもデフォルトで重いので、fpsを出すのに苦労します。ゲーム機器とは違って、 高スペックなスマートフォンの人もいれば、骨董品レベルのものを未だに使い続けている人もいるわけです。
最近はiOSのバージョンが古い人、つまり昔のiPhoneを使い続けているためアップデートできない人は、インストールがそもそもできないようになっています。
クラッシュしないためにCPUを積んだ最新機種のみ対応という流れは、それでいいのかという気がします。
例えばゲームエンジンを使わなくとも簡単なゲームはsprite機能を実装することでつくれますし、軽いフレームワークの選定というのは割と重要な気がしています。
2. 不要なモジュールやプラグインがたまっていて重くなっている。
このパターンは開発全般であるあるかと思います。 アプリの場合はモジュールを読み込みすぎると、相性の問題でビルドが通らなかったり、クラッシュしたりします。 いわゆるリファクタを定期的にして、不要なモジュールを削除する必要があります。
相性の問題でクラッシュする問題の解決策として言われていたのは、そもそも import を慎重にやる。一つづつしかモジュールは追加しないという戦略でした。
リファクタと言われても工数は現実的に取れなかったりするので、最初から一つづつ import して相性の問題が起きたらすぐに revert できるようにするのがよいのかなと思います。
[今日の開発日記]
2025-05-03: プロジェクト始動 - さぶや
2025-05-05: サイトをとりあえず動くようにしました。
各アプリの信頼性スコアがランキング形式で一覧できるようになっています。- さぶや
2025-05-10: コラムを追加しました。