2025年の機関投資家のGDPに対する投資額のOECDの統計を見ると、各国軒並み投資は冷え込んでいることがわかる。
特に日本のGDP比の投資額の減少が顕著で、ここ3年で約GDPの5パーセントもの減少が見られる。
それに比べて、唯一と言っていいほど投資額がここ最近で増えているのがイタリアだ。直近3年で約GDP比10%もの投資額上昇を見せ、なんとGDP比投資額は50%を超えている。
ここまで投資額がイタリア独創状態だと、他の統計にその影響が現れないか気になるところだ。そこで、- 失業率のデータ にイタリアを加えてみたのである。すると面白いことに、イタリアだけ失業率がここ3年で改善傾向にあったのである。
この2つのデータから読み解けることは、投資額が上昇すれば、失業率が改善するというロジックである。日本も投資額上昇、そしてさらなる失業率改善へと向かうのだろうか。